【気になった事】日本沈没って本当にあり得るのか?気になったので調査してみた!!
皆さまは『日本沈没』と言う映画をご存知ですか?こちらの映画は、当時、人気だった小松左京さんが書いたSF小説を元にしたものです。恐らく皆さまの頭の中には2006年のあの映画を思い出す方が多いのではないのでしょうか?
2006年に公開された映画ではスマップのメンバーだった草彅剛さんが主演を務め、ヒロインに柴咲コウさんが選ばれ、多くの人たちが当時の映画を見て感動していたかと思いますが、映画が公開されから5年後の2011年に東北を中心とした未曾有の大災害である『東日本大震災』が発生・・・。
当時は本当に日本の海溝がおかしくなってしまったのではないか?と思ったぐらい、大津波の映像を見て、テレビ画面でずっと恐怖に怯えていました。
日本沈没とは?
日本沈没は1973年に刊行された小松左京さんによる日本のSF小説。1973年と2006年の2回に渡って映画化。1974年と2021年にはテレビドラマ化。1973年と1080年にラジオドラマ化、1970年代と2000年代に漫画化、2020年にはwebアニメ化されるなど、様々なメディアミックスがなされています!!
約50年に渡って語り継がれ、愛される人気作品です。
前作では田所博士や山本首相の行動を中心にストーリーが展開され、小野寺と玲子の中心的な位置づけではありませんでしたが、本作ではストーリー展開の主軸となっています。この沈没を防ぐために用意されたのが深海調査艇「わだつみ2600」と「わだつみ2000」が登場し、D1計画の中心になる調査船も、原作や1973年映画版の艦船から、実在の地球深部探査船「ちきゅう」に変更されています。
日本の各地で震度7以上の大地震が発生!!
この物語を見ていて面白くて恐怖を感じる所は、日本の各地で最大深度7クラスの大地震が相次いで発生していく所。筆者の住んでいる香川県の西部地方でも震度7の揺れを観測し、津波が襲ってきて筆者が住んでいる地域はすっかりと沈没してしまいます。
主人公が登場した静岡県でも大規模地震が発生。小野寺は幼い少女・美咲を助けようとするが爆発も発生してしまい、自分一人だけでは助けられない状況になってしまいます。そこへ、今作のヒロインであるハイパーレスキュー隊の阿部玲子が登場し、小野寺と美咲を助けます。これが小野寺と阿部の出会いです!!
日本が沈没・・・!!
度重なる巨大地震や大津波の影響で日本の経済はどんどん回らなくなり、飛行機に乗っていた首相も火山の爆発の影響で命を落としてしまいます。国際会議では、日本が沈没する確率は30年で50%、50年で80%と発表されていましたが、映画の作品内では338日で沈没してしまうと言う田所博士の調査結果が明らかとなりました。
海底ではガスマグマが発生したり、阿蘇山や桜島、雲仙普賢岳などの活火山が次々と噴火し、南海電鉄の南海本線が全線で列車の運行が出来なくなるなどあり得るハズも無い大災害が日本の各地を短い期間で襲います。
次々と日本各地で被害が大きくなる中、「地震で落ち込んでしまっている女の子に会って励まして欲しい」と阿部が小野寺の元を訪れます。
この物語では、N2爆弾と呼ばれる架空の兵器の使用がこの日本沈没を防ぐ重要なポイントとなります。重要人物となっている結城と小野寺は、作中で沈没を防ぐために命を落としました。
映画で感じとる震災への備え
この映画の面白いポイントは、まず何と言ってもあり得るハズも無い日本が全体的に沈没してしまう所。この作品を見る事で、大震災が発生した時の人の心理はどう動くのか?度重なる震災で正しく行動を判断できるのか?様々な事をこの映画が教えてくれます。あなたは普段から地震や津波、大雨による洪水などの備えを普段からしていますか?
もし、そうでないのなら今からでも遅くないので出来る事から始めましょう!!
南海トラフ巨大地震との関係性について
最近、四国地方周辺でも小さな地震が頻繁に起きるようになったのですが、本当にこの映画のように日本沈没ってあり得るのでしょうか?今後、30年以内に高確率で起きると予想されている南海トラフの巨大地震。
100年に一度のペースで震災が発生していて、前回発生した年は1946年の『昭和南海地震』と呼ばれる物があり、1000人以上の死者を出している大きな被害が相次いています。しかし、それでも日本沈没にはいたっておらず、何年か先にこの国が沈没すると言う話は、都市伝説であると思った方が良いでしょう。
かと言って、日頃からの震災の備えは大切で、いざとなった時にすぐに逃げられる防災グッズや地元の自治会が主催する防災訓練の参加は積極的に行った方が良いかもしれませんね!
2011年に発生した東日本大震災を始めとする大地震は、約100年に一度というペースで震災が発生しています。関東地方を襲う関東大震災も前回は、大正12年(1923年)に起きていて、令和5年となった今、こちらの震災に対する備えも必要になって来ました。
南海トラフ巨大地震に備えて!!
筆者が住んでいる香川県観音寺市は、今後30年以内に高確率で発生すると言われている南海トラフ巨大地震の予想震度が7と設定されており、沿岸部では津波が発生したり山間部ではがけくずれが相次いで起きると予想されている事から、多くの死人やけが人が出ると予想されています。
日中、活動している時間帯での地震の場合は多くの方が気付くと思いますので、甚大な被害は防げるかと思いますが、もし、夜中の寝ている間に震災が起きた時はどうでしょうか?皆さま素早く逃げれますか?ベッドの近くにタンスを置いていたりモノが散乱している方は、ちゃんと片づけて震災に対する備えをしっかりと行っておきましょう。
日本沈没は起きない!?
ここまで記事を読んでいただいだ皆さまに、今一度、日本沈没について一緒に考えていきたいと思います。これは、ネット上に転がっている様々なデータを分析した結果なのですが、本作の映画に設定されているように1年以内に日本が沈没するような事は無い・・・、と言う結果が正しいです。確かに、今後起こりうるとされる南海トラフ巨大地震や関東大震災などで大津波の発生や地盤沈下が起きる事が予想されているのですが、映画のような恐ろしいシチュエーションにはならない事から、『日本沈没』は都市伝説と言えるでしょう。
※画像は東日本大震災で大津波の被害を受けたたくさんの家屋の様子※
まとめ
それでは、最後に今回見た懐かしい映画『日本沈没』の感想を素直に記載して今日のブログを終わりにしたいと思います。2006年に公開されたこの映画はSF映画としては本当に面白いです。1年以内に日本が沈没すると言う設定で小説を書いた小松さんはもはや神では?と思いました。普段はアニメや特撮に関する映画しか見ませんが、たまにはリアリティ溢れるSF映画を見るのも面白いですね。